一条工務店でハニカムシェードはかつて標準仕様で採用が可能でした。現在ハニカムシェードはオプションとなっています。
現在一条工務店で打ち合わせを行っている方でこういう悩みを持っている方はいませんか?
- ・一条工務店のハニカムシェードって採用をした方がいいの?
- ・ハニカムシェードの値段はいくらなの?
- ・ハニカムシェードのメリット・デメリットがわからない
- ・ハニカムシェードの手動・電動はどう違うの?
- ・遮熱と断熱の違いや使い分けがわからない
わたしもわからなくて調べたり営業担当に聞いたりして採用するかどうか悩みながら決めました。
結論として
- ・断熱性能が高まるため、採用した方が性能が上がる
- ・ハニカムシェードはカーテンを採用するよりも値段としてお得
- ・電動を採用した方が楽
- ・遮熱ハニカムシェードはは人が眠る場所に採用をオススメ
- ・断熱ハニカムシェードはリビングや大きい窓、吹き抜けの窓などに採用をオススメ
です。
詳しく解説をしていきますので、読み進めてみてください。
この記事を読むのに適している人
・ハニカムシェードを採用するか悩んでいる人
・ハニカムシェードのメリット、デメリットを知りたい
・ハニカムシェードの遮熱・断熱の違いを知りたい
そんな人は読み進めてみてください!
一条工務店のハニカムシェードとは何か?
ハニカムシェードとは別名ハニカムスクリーンとも言われており、断面が六角形のハニカム構造になった不織布性のロールカーテンのことです。
いわゆるカーテンのようなもので一条工務店ではオプションにて採用可能です。
シェード内部の空気の層により、高い断熱性・遮熱性があります。夏に窓からの入る暑い外気熱を家の中入れること、冬で部屋の暖かい空気を外に逃してしまうことを防ぐ効果があります。
一条工務店では外内ダブル断熱構法などを採用しており、高断熱・高気密の家で光熱費も浮きやすいと言われています。ハニカムシェードは一条工務店の性能の良い家に相乗効果で省エネ対策に対応してくれる商品だと言えます。
ハニカム構造とは?
ハニカム構造とは、正六角形および正六角形柱が隙間なく並んだ構造のことを言います。

ハニカムとは英語で「honeycomb」と表記されます。
「ミツバチの櫛(ハチの巣)」との意味合いもあり、ハチの巣が正六角形の形をしていることも由来していると言われています。
ハニカムシェードの種類は3つ
一条工務店で採用できるハニカムシェードは以下の3つです。
- ・断熱ハニカムシェード
- ・遮熱ハニカムシェード
- ・レースハニカムシェード
この3つについて詳しく解説をしていきます。
断熱ハニカムシェード
断熱ハニカムシェードは外からの外気温などの熱を遮断してくれるのに適しています。

遮光の機能はないため、朝になると日の光が差し込み、カーテンを開けなくても目覚めよく起きられるのが特徴です。
一条工務店での断熱ハニカムシェードは三層構造になっており、冬の外からの寒い空気を入れることを防いでくれ、断熱効果を高める効果があります。
どの部分に設置すべきか
リビングや普段過ごすところに採用されるのがほとんどです。
わたしはすべての部屋に断熱ハニカムシェードの採用としました。
遮光性には乏しいため、寝る場所には適さないと思います。
遮熱ハニカムシェード
遮熱ハニカムシェードは断熱性能が高いのに加え、外からの日の光を遮断するのに優れています。

ハニカムシェードを閉じていると昼間も真っ暗にすることが可能です。
注意点は、ハニカムシェードの設置位置の関係より、窓枠より多少の光が差し込むため完全に遮光にはならないことです。
どの部分に採用すべきか
遮光性に優れているため、寝る部屋になるであろう部分に採用するのが最適です。

具体例としては以下の通りです。
- 夜勤などがあり、日中でも寝る必要がある
- 朝になってもゆっくり寝ておきたい
- 子どものお昼寝の時に使用したい
そんな部屋には遮熱ハニカムシェードの採用がオススメです。
レースハニカムシェード
レースハニカムシェードはレースカーテンの役割を果たします。

一層構造のため、他の2つのハニカムシェードと比較し断熱性・遮熱性は劣ります
目隠しに最適で、薄っすらと外の確認ができる程度です。
展示場や一条工務店で建てたオーナーさんのお家で、実際にレースカーテンの透け感などを確認してみると良いでしょう。
断熱or遮熱+レースのツインハニカムシェードの採用
2種類のハニカムシェードを同時に採用することも可能です。
例えば、断熱+レースのハニカムシェード、遮熱+レースのハニカムシェードの採用
をすることが出来ます。
普段はレースハニカムシェードで閉めておいて、夜になったら断熱や遮熱のハニカムシェードを閉めるなど工夫も出来ます。
2枚の採用となると、値段が上がってしまうことがデメリットとなります。
ハニカムシェードのメリット
ハニカムシェードのメリットは3つです。
- ・断熱性能が高い
- ・見た目がスタイリッシュ
- ・引っ張っても壊れにくい
断熱性能の高さについては説明をしましたので、そのほかの2つのメリットについて説明をします。
見た目がスタイリッシュ
カーテンと比較すると見た目がスタイリッシュになります。シンプルな方や窓枠に収まっている方が好みの方はハニカムシェードをオススメします。
逆にデザイン性を好む場合はカーテンの導入を検討しても良いですね。
引っ張っても壊れにくい
お子さんがいる家庭で、一条工務店のハニカムシェードの使用感について伺った時に、お子さんがハニカムシェードを引っ張っても壊れずに過ごせているそうです。
小さなお子さんはカーテンの裏に隠れるのが大好きな方も多いはずです。壊れにくいのは嬉しいことですね。
ハニカムシェードのデメリット
ハニカムシェードのデメリットはデザイン性に乏しいことです。
カーテンのように模様がついていたり、色がついているわけではないです。
リビングなどで、カーテンを使用し存在感を出したい場合は、カーテンを採用することを検討しましょう。
さっきも言いましたが
カーテンを採用する場合で一条工務店提携で行わない場合
カーテン下地を入れることを忘れないでください!
ハニカムシェードは2つの操作方法がある
ハニカムシェードを操作する方法として2つの方法があります。
・手動式ハニカムシェード
・電動式ハニカムシェード
詳しく見ていきましょう。
手動式ハニカムシェード
手動式のハニカムシェードはブラインドの開け閉めのように、紐で操作をすることで開閉ができます。
手動式を採用する上での打ち合わせ上の注意点
手動式を採用される場合、
- ・窓の左右のどちらに設置するか
- ・紐の長さをどの程度に調整するか
の2点が打ち合わせで調整可能となります。
窓の左右どちらに合った方が生活していて邪魔にならないか
紐の長さは窓枠に合った長さにすること
がポイントです!
キッチンなど調理する側にハニカムシェードの紐がある場合邪魔になる可能性
紐の長さが長い場合お子さんの首や足に引っ掛かり危険になる可能性
あらゆる場面を想定し、紐の位置と長さを決定していくと良いでしょう。
電動式ハニカムシェード
電動式ハニカムシェードは紐で開閉の操作をするのではなく、リモコンで操作を行います。

ボタン1つで開閉ができる手軽さがあり、誰もが簡単に操作できます。
紐で操作する必要がないため、自動の方は紐が存在しません。
しかし採用には1か所1万円と少し高額になります。
こんな方・こんな場所に電動がお勧めです。
・見栄えなどで紐を付けたくない人
・良く開閉する場所
・吹き抜けなど高い場所に窓がある場合
・紐の操作が面倒な方
採用を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
電動式のリモコンはどう操作される?
1つの部屋にリモコンが1つ設置されます。窓ごとに1,2,3,4と4番まで番号が振られます。
リモコンの番号と窓が連動し、開閉が行われます。
部屋の全ての窓を開閉したい場合は、「全」のボタンを押すとすべて開閉されます。
1つの部屋に窓が4つ以上ある場合はどの窓とどの窓を連動させるかの設定が必要となります。担当設計士と相談をお願いします。
ハニカムシェードの図面の見方
ハニカムシェードの図面の見方を確認していきましょう。

左図のように黄色のマーカーで囲ってある
M_断_R や E断F1のような表記になります。
Mはmanualの略で自動を
Eはelectricの略で電動を意味します。
「断」は断熱ハニカムシェード
「遮」は遮熱ハニカムシェードのことを示します。
Rは右、Lは左を示します。
F1は電動ハニカムシェード採用時に、窓とスイッチを連動させるために記載されます。
例えば部屋に窓が2つある場合、窓それぞれにA1、A2のような表記がされます。
スイッチによって開閉されるハニカムシェードが違うということを理解しておくと良いでしょう。
わたしの失敗談
わたしは上棟直前になり、電動が手動と間違って表記されていることに気付きました。
何度もお話をしていたのに電動ハニカムシェードの採用ではなく
手動のハニカムシェードの記載のまま着手承諾書にサインをしてしまいました。
一条工務店側の手違いで、変更手数料を支払わずに変更してくれたケースがありました。
合意着手承諾書を書くと基本的に変更は不可です。
自分で図面の見方を理解しておくと、最終図面での確認がスムーズにいきますので図面の見方を覚えておくことをオススメします。
ハニカムシェードを使用上の注意
断熱性能が高く、遮光性にも優れ便利なハニカムシェードですが、使用していて注意する点はないのでしょうか?その点について説明をしていきます。
窓を開けたまま使用することはオススメしない
窓を開けたまま、ハニカムシェードを使用すると、強風の時にあおられて破損の恐れがあります。
長く使用するために、窓を開けたまま使用をしないようにしましょう。
一条工務店では窓を開けなくてもきれいな空気で過ごせる換気システムと、外気温を調節してくれる熱交換システムを採用しています。
しかし春や秋など、気温が定まらない季節もありますので窓を開けようか迷う時期もあるでしょう。窓を開ける際には十分注意して使用をしましょう。
結露に十分注意
ハニカムシェードの使用時には窓の下までハニカムシェードを下すのではなく
少し開けて使用をするように設計担当から注意点として伝えられました。
下から指1~2本分開けておくと良いと言われています。
ハニカムシェードは断熱性が高いため、窓とハニカムシェードの間で空気が滞留し、結露が起こる可能性が高いそうです。
建物の劣化やカビなどの発生に繋がりますので、十分注意しましょう。
故障してしまったらどうする?
故障してしまったら、2年間は補償の対象となります。ハニカムシェードやリモコンも対象です。営業担当やiサポから故障の依頼をすると、修理に来てくれますので安心ですね。
2年過ぎたら有償対応になりますので大切に使用する必要がありそうです。
まとめ:一条工務店のハニカムシェード
今回は一条工務店のハニカムシェードについてお話をしました。
ハニカムシェードとは断面が六角形のハニカム構造になった不織布性のロールカーテンのことで、一条工務店ではオプションにて採用可能です。
種類が断熱・遮熱・レースの3つあります。
断熱ハニカムシェード:外からの外気温などの熱を遮断してくれるのに適しています。
リビングや吹き抜けなどに採用する場合が多いです。
遮熱ハニカムシェード:断熱性能が高いのに加え、外からの日の光を遮断するのに優れており、寝る場所などに採用する場合が多いです。
レースハニカムシェード:断熱・遮熱に比べて断熱性や遮光性には劣るが視線をカットするには適しています。
開閉方法には手動、電動の2種類あり、電動の方が1か所1万円とオプション費用があるため値段は高いですが便利さは格段に上がります。
窓を開けたまま使用しないこと、結露に十分注意して窓から少し開けて使用をするなど工夫をする必要がありそうです。
図面の見方なども確認しておくと、自分でも図面を確認できるようになりますので読み方を知っておくと良いでしょう。
予算や断熱性・使用感など様々なメリット・デメリットを加味しながら採用するか検討をした方が良いでしょう。