新築の住宅を建てるときに同時に話を進めなければならないのが外構です。外構は家の外の顔になるので重要になります。
でもこんな疑問や心配事を抱えている方はいませんか?
- ・いつ頃外構の相談をしたらいいんだろう?
- ・支払い方がわからない
- ・安く外構を行うにはどうすればいいの?
- ・何社くらい見積もりを取るべき?
- ・提携業者と提携外業者どちらを取るのがベスト?
わたしも外構の話をいつのタイミングで進めるべきか
大金を一括で支払うのはできないしどうすればいいのか
安く外構を済ませるにはどうしたら良いのか、などいろいろと悩みました。
結論として、ハウスメーカーとの打ち合わせで間取りが出来たら外構業者を探し始めるのがベストなタイミングです。時間の余裕が生まれ、業者との相見積もりで値段の吟味することが出来ます。
今回はなぜ早期に外構の相談をするべきなのか、住宅ローンに組み込むにはどう動くべきか、安く外構を済ませるための方法なども含めを説明していきます。
・外構の相談をいつすべきか迷っている人
・住宅ローンか一括返済か迷っている人
・外構を安く済ませるためにどうすべきかわからない人
・相見積もりってすべきなのかわからない人
・相見積もりどこで取ればいいかわからない人
こんな方にはオススメですので是非読んでみてくださいね。
新築外構にかかる工事までの流れは?
そもそも新築の外構にかかる工事までの日程の流れについてお話をしていきます。

流れとしては
- 外構の業者を探す
- 外構業者と初打ち合わせ
- 外構業者の見積もりが出る
- 外構業者の選定
- 契約
- 工事着工・完成
詳しく見ていきましょう。
外構の業者を探す

外構業者を探すのは地元密着型の業者や他県から依頼を受けてくれる業者など様々です。外構業者を情報収集して探すのは結構大変です。
個人差があり、2~3日で探し終わる人もいれば一か月以上かかる方もいます。
わたしはタウンライフ外構、リショップナビエクステリアなどの外構紹介サービスを利用して、外構の見積もりをお願いしました。なので、外構業社は探していません。
外構紹介サービスサイトに要望など必要事項を記載すると、一気に2〜3社の外構業者を紹介してくれます。
わたしはタウンライフ外構とリショップナビエクステリアの2つの紹介サイトを利用して5社の外構と一条工務店の提携会社の合計6社に外構見積もりをお願いしました。
様々な外構会社を比較出来るのでとても時短で助かりました。探す手間が省けるので、お仕事や育児、家事に忙しい方はぜひ利用してみると良いですよ。
外構業者と初打ち合わせ

外構業者に依頼をかけたら、顔合わせと現地調査も兼ねて、外構業者と現地にて初めて打ち合わせをします。打ち合わせの時期はコンタクトを取って3日~2週間後のことが多いです。
直接打ち合わせができる機会ですので、その時までに外構自分の外構の希望をまとめておくと良いでしょう。
・カーポートの設置の有無、配置場所
・どの範囲までコンクリート、砂利、芝生を置くのか
・物置、駐輪場、門柱、フェンスはどうするか
・配慮してほしい要望をまとめる
・業者に提案を聞きたいかどうか
家の間取りや立面図などもあると相談しやすいため、それをメールにて送れると業者側も確認しやすくスムーズですね。
外構業者の見積もりが出る

外構業者の見積もりが出るのは早いところで2~3日ですが、大体2~3週後になることが多いです。再度外構プランの練り直しをすると、さらに2週かかる場合もあります。外構業者では見積もりに時間がかかることが大いにあることですので、余裕を持った計画が必要です。
外構業者の複数社見積もりをすると、すべて出そろうまでに1~3か月程度かかるので早めに見積もりをスタートさせることの重要性がわかるでしょう。
外構業者の選定

見積もりが出揃ったら外構業者の選定に入ります。
・値段が予算内に収まっているか
・希望の内容を反映する提案力があるか
・レスポンスの速さ
予算内に収まるかどうかは、ハウスメーカーの選定と同じですが、自分たちの要望と見合った外構にできるかどうかは重要です。
そして、自分の希望を踏まえて外構プランに反映できる提案力なども良い外構業者かどうかを判断する材料になります。
見積もりなども含め、返事などレスポンスなどが速いことは安心感・信用に繋がりますのでかなり重要なポイントですので注目して見てみると良いでしょう。
契約

外構近くの時期になって再見積もりを取る外構業者や、最初の見積もりをそのまま見積もりを取ってくれる業者もいてさまざまです。
物価高で何月から値段が上がる、消費税が上がるなどで予算が上がりかねない状況もあります。外構業者を1つに絞れたのであれば、早めに契約すると良いでしょう。
後から外構プランを変更すると面倒になりますので、必ずプランをよく吟味したうえで契約をすると後悔が少ないです。
工事着工・完成

工事は家の引き渡し後がベストタイミングだと言われています。引き渡しのめどがついたタイミングで早めに引き渡しの時期を伝えておくと、最短で家に引っ越すことが可能です。
外構業者を見つけるベストなタイミング

外構業者を見つけるベストなタイミングは注文住宅で間取りが完成したら、外構業者に相談をかけましょう。
なぜなら、間取りによって家の形、外の立水栓の位置によって外構は左右されます。間取りが決まっていないと、再度外構のプランを練り直しになり二度手間になってしまうので時間のロスです。家の間取りや立水栓の場所などが決まった段階で相談するのが良いでしょう。
無駄な時間を省くことで、仕事、家事、育児をしながらも外構を進められ負担が軽減しますよ。
外構業者を早めに見つけるメリット4つ
それではなぜ早めに外構業者を見つけることが良いのでしょうか?メリットとして以下の5つが挙げられます。
- 家の形に添って適した外構を検討できる
- 相見積もりをすることが出来る
- 住宅ローンに組み込める
- 新居に早く住むことが可能
詳しく見ていきましょう。
家の間取りに沿って適した外構を検討できる

早めに相談をすることで、家の間取りや水道の配管に沿って外構を検討できます。早めに検討をするとさまざまな角度から問題を防ぐことが出来るからです。
例えば家の間取りで雨に左右されず、車から家に入ることを希望したとしましょう。でもカーポートの位置が玄関から遠いと雨にさらされることになり、不便な日々を過ごすことになりかねません。
もう一つ例を挙げましょう。道沿いで視線が気になる場合、フェンスを設置するのか、門柱で視線カットをするのかさまざまな方法があります。すべて取り入れるべきか、1つだけで十分なのかをプロの外構業者と相談が可能です。
時間に余裕があると業者任せにするだけでなく、自分たちでも調べられるのでよりよい外構計画を立てることが出来ます。
相見積もりをすることが出来る
早めに外構業者を見つけるメリットの2つ目として、外構業者同士で相見積もりをすることが出来ます。なぜ良いのかというとメリットが2つあります。
外構プランの比較ができる

メリットの1つに外構プランの比較が可能なことです。外構業者での提案には良い面がたくさん詰まっています。自分の土地に合った、最適な提案を聞く良い機会になります。
プロの業者の提案を複数聞けるので良いとこ取りが出来ますよ。
デメリットは時間がかかることです。
一社は外構の最初の見積もりに2~3日と短期間でお返事をもらいましたが、他社は2~3週かかりました。レスポンスの早い外構業者は外構の最終プランまでスムーズにいきますが、すべての会社でお返事が速いわけではありません。それぞれの外構業者では見積もりを出すのに個人差がありますので、相見積もりをする際には、時間に余裕をもって行うことが大切です。
時間に余裕をもって外構プランを複数社聞くことで、より良い外構プランが出来上がり満足したものになるのは間違いないです。ぜひ参考にしてみてください。
外構の値引き交渉に利用できる

外構の見積もりが揃った段階で、同じ条件で値段の差があることは多くありますよね。安い外構会社の値段を引き合いに出すことと、自分の希望する予算を伝えることで値引き交渉が可能です。
具体的には「御社に決めたいが値段が他社より値段が高いのに悩んでいます。どうにかなりませんか?」といった感じで交渉しましょう。
外構業者は10~20万値引きをしてくれることは大いにあり得ます。わたしも15万近く安くしてもらいました。それは相見積もりをした上で、他社と比較検討していることを話した上で値段の交渉をしたからです。他社と比較させられると、サービスや値段などで他業者と対抗してくることが多いにあります。
相見積もりを取り、安く外構を進めることで、安くなった分家具や家電など新生活にも充てられますよ。ぜひ値引き交渉にチャレンジしてみてくださいね。
住宅ローンに組み込める

頭金として貯金がある方は大丈夫だと思いますが、住宅ローンの中に外構費用を組み込む必要がある方は早めに見積もりを出してもらうことが大切になります。なぜなら、住宅ローンでは見積もりが実際にないとローン審査で通らないことが大いにあるからです。
わたしが住宅ローンの審査でお話をした時に、外構の契約した見積もりを出すように銀行側から言われ、見積もりのコピーを出した経験がありました。
外構で実際にかかった費用が見積もりの値段より安かった場合差額分を返還するよう言われ、そこまでシビアなのだと非常に驚いたのです。
住宅ローンではお金の貸し借りをするため、見積もりは重要な書類になります。見積もりが出来ていないと住宅ローンに組み込めない場合も出てきます。それによっては外構費用を自分たちの貯金から賄わなければなりません。
住宅ローンに外構費用を組み込む必要がある場合はぜひ早めに見積もりを取りましょう。200~300万単位の大金を出さなければならないのは大変ですので、そんなことにならないよう注意してくださいね。
新居に早く住むことが可能

外構業者と外構プランがスムーズに済んでいると、新居がいつ建つのかなどの話し合いが可能です。外構業者の中でも材料などを早い段階で準備を進める業者もいます。
引き渡しの予定が出来た段階で、外構の予定をいつにするかを明確にすることで、タイムロスなく新居に住むことが可能です。
新居に住むまで、アパート暮らしの方も多いでしょう。その時期に住宅ローンの支払いも重なると、アパートと住宅ローンの二重払いをしなければならず、金額的にも負担になります。アパートを引き払い新居に早く住むことで金銭面的にも楽なのは間違いありません。
ぜひ検討をしてみてください。
外構を後回しにするのがダメな理由4つ
次に外構を後回しにするのがダメな理由を4つ話をしていきます。以下の4つになります。
- 敷地内の環境が整わないままでの入居
- 駐車場やフェンスなどが整わない
- 防犯面に不安が出る
- 一括で支払いをする可能性がある
詳しく見ていきましょう。
敷地内の環境が整わないままでの入居

敷地内の外構が整わないと、地面が土のままで歩かなければなりません。土のままお家の中に入ると、靴も泥だらけになるだけでなく、せっかく新築で建った家も汚れてしまいます。車が出入りするところでも、タイヤが埋まりやすく雨で水たまりもできやすいです。
小さなお子さんがいたら、歩きにくく転んでしまう危険性もありますよ。子どもにとって泥遊びは好きかもしれませんが、それを見守る親からしたら大変ですよね。
しっかり外構計画をしてから、引っ越しを考えることで、汚れなどを気にせずに快適な新しい生活が送れるでしょう。
駐車場やフェンスなどが整わない

外構が遅れてしまうと、駐車場やフェンスがないまま新生活が始まってしまいます。先ほども述べましたが、駐車場のコンクリートや砂利が整っていないのはもちろんのことカーポートなどもないので雨に濡れやすい環境となってしまうでしょう。
フェンスなどもないため、隣の家が近い場合や道沿いにある場合、中が丸見えになってしまい、快適とは言えません。子どもが小さい場合、フェンスがないと道に飛び出す危険性もあります。
あらかじめきちんとした外構計画を立てることで安全で快適な新生活が送れますよ。
防犯面に不安が出る

フェンスが整っていない場合、家の中が丸見えで家の間取りが外から分かってしまったり、家にいる時間はいつなのかわかってしまったりと防犯面に不安が残ります。砂利などを家の周りに敷いていないことで、外部の人が通っているのかいないのか確認が難しい状況です。
防犯面の観点からも外構を後回しにせず、しっかり計画を立てる必要があるでしょう。
一括で支払いをする可能性がある

外構費用は相場として200~300万円程度かかるでしょう。細部まで庭を造る場合はもっとかかります。その費用を貯金などで持ち合わせている場合は良いのですが、持っていない場合住宅ローンの中に組み込む必要性が出てくるのです。
住宅ローンのことを先ほどお話をしましたが、事前に見積もりを銀行側に提出をしないとローン審査が通らない場合があります。
昔は一括払いでお金を支払うことも主流でしたが、現代では現金を手元に持っておきたい人も少なくありません。しっかりした資金計画を練るために、外構の見積もりは後回しにしないようにしましょう。
外構業者は2種類:提携業者と提携外業者
ハウスメーカーの提携業者と提携外業者のどちらかに頼みます。ハウスメーカーには良く利用している外構業者を何社か持っていることが多いです。その業者に頼むのが良いのか、提携外の業者を自分で探すのかで値段の差がありますので、その点について触れたいと思います。
提携の外構業者
提携の外構業者はハウスメーカーが好意に利用している外構業者のことを言います。メリットとデメリットがありますので、確認していきましょう。

メリット
- ・ハウスメーカー側が見積もりの依頼をかけてくれることが多い
- ・配管の配置などもチェックして行ってくれる
- ・ハウスメーカーと連携をして、引き渡し後スムーズに外構に入れるように配慮してくれる
こんなメリットがあります。自分が動かずに、ハウスメーカーが仲介となって見積もり、値段の交渉などを行ってくれるのは良いことですよね。図面の共有も出来ているので、ミスが少ないのも特徴となります。
デメリット
- ・値段が高いことが多い
提携会社の方が、値段が高いことが多いです。値段が高くても提携で綿密に外構計画を立ててくれるメリットはありますので、少し高くても良い場合は提携業者でも良いでしょう。
提携外の外構業者
次に提携外の外構業者のメリット・デメリットを説明していきます。

メリット
- ・提携業者より安いことが多い
- ・自分で交渉できるため、値下げ交渉もしやすい
- ・自分ですべて対応するため外構業者の良し悪しを理解しやすい
大きなメリットは提携業者より値段が安いことが多いことです。
デメリット
- ・自分で外構業者の選定・見積もり・値下げ交渉などをすべて行わなければならない
- ・配管などのことで自分がしっかり理解しておかないとトラブルになった時に対応しきれないことが多い
- ・素人判断になるので、値段が安いが、施工能力に関して判断しにくい
自分ですべてを行わなければならないため、トラブルがあってもすべて自分が対応することとなります。施行能力に問題があるかどうか、こちらは素人のため見積もり書を確認してもわからないこともあります。
提携外の外構業者で減額に成功
わたしの場合、提携外の外構業者にプランを提携の業者と同じような見積もりにしてもらい、ブラッシュアップを図りました。結果的に提携の外構と約10万差で安く契約が出来ました。
レスポンスも早く、提案力も申し分ないため提携外の外構業者にお願いをすることとしました。
様々な外構業者を見てきたからこそ安心できる業者を見つけることが出来、複数の見積もりを取ることは大切だと実感しました。
安い外構業者を見つけるには相見積もり必須

安い外構業者を見つけるためには、相見積もりは必須です。面倒でも2~3社の比較はしてください。なぜなら他社と競争させることで、減額せざるを得ない状況になるからです。
外構業者の見つけ方は、わたしはタウンライフ外構とリショップナビエクステリアの2つの紹介サイトを利用して5社紹介してもらい合計6社の外構の見積もりをお願いしました。その中で見積もりの回答が得られたのが3社で、その3社で交渉を行い、最終的に15万程度の減額が可能でした。
外構紹介サイトの使い方は極めて簡単で、必要事項に沿って、回答をして送信をするだけです。リショップナビエクステリアでは、電話で希望内容を丁寧に確認してくれます。タウンライフ外構と紹介業者が被らないようにお願いすることも可能でした。
時間の短縮になり、外構のプランの比較、そして減額に繋がりますので是非外構の比較検討を行ってみてくださいね。
まとめ:新築外構のベストタイミングは?
新築外構のベストタイミングは?というテーマで話をしていきました。
結論としては間取りが作成できた段階で見積もりを取るのがベストなタイミングです。
外構の流れは①外構の業者を探す②外構の希望などを現地で業者と打ち合わせ③外構業者の見積もりが出る④外構業者の選定⑤契約⑥工事着工・完成の6ステップです。
その中でもポイントとしては複数の外構業者の相見積もりをすることです。相見積もりを取ることで、外構プランの比較検討ができることと値段交渉がしやすいことがメリットとなります。より良い外構プランで、値段も安く済ませることが出来るのです。
住宅ローンに外構費用を組み込みたい場合は見積もり書が必要になります。その他、見積もりが揃うまでに時間を要することも大いにあることを理解しましょう。見積もりを作ってもらってからもプランの練り直しなどを行うと早いところでは2週間程度ですが、1~3か月程度はかかることが一般的です。
早め早めにプランを練っておくことで、引き渡しから外構までの時間を短縮でき、防犯上やコンクリートや砂利が引かれた状態での新生活を始めることが出来ます。
提携外の業者では、自分たちで探さなければならなく、トラブルが起きたら自分で対応をしなければならないデメリットはありますが、比較検討をすることでプランのブラッシュアップが図れ、値段も安くなります。
ぜひ間取りが完成した段階で複数の外構見積もりすることをオススメします。より良い外構が、安い値段で行ってもらえるチャンスですよ。