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注文住宅の照明計画で後悔しないポイント!部屋ごとの照明種類について解説

今注文住宅で家づくりをしている方、決めることがたくさんあって大変ですよね。

終盤になると、内装決めで照明や壁紙などを決めなければなりません。

照明決めをしている皆さんで、こんなお悩みはありませんか?

・種類がたくさんあってどの照明がどの場所に適しているのかわからない

・オシャレな照明を採用したいけどどうすればそうなるの?

・無駄な金額を抑えて、照明計画をするにはどうしたらいいの?

・明るすぎたり、暗くなりすぎたりしないかな?

わたしも照明を決めるときに、わからなくてたくさん調べました。

うなぎ

照明は後から付けられる照明と、後付けは専門の業者の方が行わないといけない照明があり、後から設置するとなると金額が大きくなる場合もあるそうです。

結論として照明の色の種類には

  • 電球色(リラックスシーンに最適)
  • 温白色(団らんのシーンに最適)
  • 昼白色(キッチンや洗面所に最適)
  • 昼光色(勉強時や仕事場に最適)

の4種類ありシーンや場所によって使い分けをします。

照明器具の種類も

  • シーリングライト
  • ダウンライト
  • ペンダントライト
  • ブラケットライト
  • スポットライト

と種類が豊富ですが、それぞれメリットデメリットがあります。使用したい場所によって使い分けて上手に照明計画をしていきたいところです。

この記事では照明の基本と種類、部屋別の照明計画をどうすべきか、そして照明の種類などを詳しく解説していきます。

読み進めることで、どのシーンや場所にどの照明が適しているか、照明の種類などもわかるため、照明の打ち合わせがスムーズとなるでしょう。

少しでも疑問や悩みが解決できれば幸いです。

注文住宅の照明の基本

注文住宅の照明の基本について解説をしていきます。まず照明ではどの照明がくつろぐ場所に適していて、どの場所が働く場所に適しているかなどの基本を含め解説をしていきます。

照明の明るさの種類で照明計画を考える

皆さんは普段生活をしていて白っぽい明かりやオレンジの明かりなどの色の違いのある照明を見たことはありませんか?

わたしのアパートにも廊下やトイレにはオレンジ色の照明、リビングは白く明るく照らす照明、があります。照明の色にはそれぞれシーンに合わせた色が決まっています。

照明の色は以下の4種類で光の色の印象から使われるシーンや場所なども変わります。使い分けをマスターできるようになれば、悩みも少なくなり納得できる照明計画が期待できます。

電球色

オレンジがかった暖かみのある色になります。

適した場所:寝室やリビングなどくつろげる場所

温白色

落ち着いた明るさの色になります。

左が温白色、右が昼白色

適した場所:リビングやダイニングなど団らんに使用する場所

迷った時は温白色を選ぶと無難です。

昼白色

自然な光の色に近い色です。

左が温白色、右が昼白色

適した場所:キッチン、メイクをする洗面所、ダイニングなどの場所

食品の鮮度、おいしさなどがわかりやすいため、キッチンやダイニングなどに使用する場合が多いです。

昼光色

すがすがしい青みがかった色です。

適した場所:勉強部屋やリビング、読書をする場所

書類を読みやすいため、勉強や仕事場にも適しています。

部屋別の照明計画を

先ほど説明した4種類の色を踏まえ、部屋別の照明計画についてお話をします。

参考にしてみてください。

リビング

リビングでは家族のだんらんの場所、勉強や仕事をする場所など様々なシーンで利用できます。シーンに合わせて使い分けができることが重要になります。

テレビを観るときは団らんのシーンなので、電球色の落ち着いた色を選び、勉強や仕事をする場合は昼白色の明るさで勉強しやすい環境にすると良いでしょう。

複数の照明を構えることで、柔軟に対応しやすくなります。

ダイニング

食事をするダイニングでは、食事をしたり、団らんなどに使用することが多いです。

落ち着ける電球色や食事がはっきり見える温白色などを採用すると良いでしょう。

キッチン

キッチンを明るくする照明が適しています。食材の鮮度がわかりやすいように、昼白色の色を採用すると見やすく調理がしやすいでしょう。

キッチンに2~3連のペンダントライトを採用するとオシャレな空間になりますよ。

照明の種類については後程説明していきますので、ぜひご覧ください。

寝室

寝室はくつろいで寝る部屋として利用します。そのため、電球色を採用すると良いでしょう。落ち着いた照明計画をすることで、睡眠の質が上がりますよ。

横になるであろう場所に、照明が来てしまうとまぶしくなってしまいます。ダウンライトなどは使用せず、シーリングライトやブラケットライトを使用すると良いでしょう。

ダウンライトを採用したい場合は足元に設置すればまぶしくないですよ。

洗面所

洗面所では歯磨きやメイクなど身だしなみを整えます。はっきりとメイクや髪のセットの状況が分かりやすいように、昼白色の照明を採用すると良いでしょう。

顔色を確認しやすく身だしなみのチェックをしやすくなりますよ。

トイレ

トイレではリラックスできる場所になります。電球色を採用すると良いでしょう。

トイレでは人感センサーなどを採用すると、夜間に使用するときも便利になります。

わたしは一階のトイレをくつろぐ空間にしたくて、形にこだわった照明を採用し、人感センサーの照明を採用しませんでした。

二階のトイレは人感センサーを採用しています。照明の種類などもさまざまあり、後程詳しく説明していきますのでぜひ参考にしてみてください。

迷ったら、調光機能のある照明を選択!

朝は明るい照明を使用したいけど、夜は落ち着いた色の照明を使いたい。

でも一度照明の明るさの設定したら変えられないからどう対応したら良いの?

と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

その場合は、調光機能のある照明をオススメします。

調光機能のある照明を使用することで、同じリビングでも印象が違いますので、朝や昼間、夜のシーンでリモコンで使い分けができます。Bluetooth対応の照明では携帯と連動する照明もありますので便利ですよ。

昼白色から電球色まで色を変化させることもでき、明るさを調整することも可能です。

照明の明るさには睡眠にも関係してきます。明るい光を目に入れると眠れない現象が良くあると思います。夜落ち着きのある電球色を使用することで、眠りに入りやすくなる効果もあるため、採用する方も多いです。

適した照明を採用することで、落ち着きのある快適な生活を手に入れることが出来るでしょう。

照明計画は家具や生活導線も考える

家具や生活導線などによって、照明の位置なども変化させる必要があります。

リビングのソファーでゆっくりしているときに、照明が正面に来ており、まぶしいなどのパターンもあります。横になる場面が想像できる場合には照明をその真下に設置しないように工夫しましょう。

ダイニングの照明とダイニングテーブルの場所が合っていない時があります。見た目が残念であると同時に、照明の役割を最大限はたしていないこととなりますので照明計画は慎重に行いましょう。

模様替えなどを行う可能性がある場合は、全体を照らしてくれるシーリングライトを採用するのが無難です。

間取りとの位置や将来の間取りの変更の可能性なども見越して打ち合わせ中から柔軟な照明計画をすると、住んだ後困りごとが少なくなりますね。

照明の種類と特徴

照明には形や設置方法などの種類の特徴、そしてメリットやデメリットがあります。使い分けができるとさらに家の印象が垢抜けた印象に変わります。

照明の種類は主に以下の5種類になります。

  1. シーリングライト
  2. ダウンライト
  3. ペンダントライト
  4. ブラケットライト
  5. スポットライト

それぞれ詳しく説明をしていきます。

シーリングライト

シーリングライトは天井に設置することが出来る照明です。一般的な家庭で使用されることが多いです。

わたしの家で使用してるシーリングライト

メリット

部屋全体を明るく照らしてくれるためリビングや寝室など多くの場所で採用されます。

取り付け方法も簡単で、自分で購入したシーリングライトを簡単に設置することが出来ます。

無難な形をしているため、馴染みやすく落ち着きのある空間になることが期待できるでしょう。

値段も安いものから高いものまで幅広くありますので値段を抑えめにしたい方や迷った方はシーリングライトでも良いですね。

デメリット

全体を照らせますが、部屋の隅が暗くなってしまうことです。他の照明などで補う必要がありますので、注意が必要です。

虫が入りやすく汚れやすいのもデメリットの一つに挙げられます。

ダウンライト

ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明です。写真のように壁を照らすものもありますね。

メリット

埋め込むタイプなので、すっきりした印象になります。落ち着いた印象になるため、リビングやキッチンに採用したり、廊下やトイレなど様々な場所に採用されます。

絵画を壁にかけるなどの計画をする場合、ダウンライトを壁側に設置するとオシャレに演出できるので採用を検討する方もいます。

デメリット

ダウンライトを多く採用すると天井が穴だらけになるのを気にされる方もいます。リビング全体を見渡した時の印象を加味して採用すると良いでしょう。

シーリングライトに比べると一つ一つの光の量が少ないのが特徴です。そのためダウンライトを何個も設置するイメージとなり、値段が高くなってしまうこともデメリットとして挙げられます。

ペンダントライト

天井から吊り下げられたタイプの照明をペンダントライトと言います。

メリット

ダイニングテーブルやカウンター、洗面台、階段の天井などあらゆる場所にアクセントとして設置が可能です。

ペンダントライトはその照明の下を明るく照らしてくれます。

デメリット

その場所に計画をしたものの、位置が合わなく照明としても機能しにくくなってしまうことです。しっかり計算をしてペンダントライトの位置を計画するといいでしょう。

対策

ペンダントライトをダクトレールというレールに設置することが出来ます。レール内にペンダントライトを計画することで、そのレール内の移動が可能です。机などの位置が変化しても場所の調整が可能なので可変的に対応できますね。

ブラケットライト

ブラケットライトは壁付けに設置する照明です。

寝室の壁付けや化粧台のところに設置することが多くあります。

メリット

壁から光を照らせるため、陰影を楽しむことが出来ます。さまざまな形の照明があるため、部屋のアクセントとしても有効です。

デメリット

素人のわたしたちでは設置はできず、専門の電気工事の方に頼まなければならないことです。あらかじめどこに設置を計画をするか検討する必要があります。

対策

ブラケットライトの検討をしなくて失敗したと思った方もいるのではないでしょうか?

ブラケットライトにはコンセントタイプのものがあり、自分で後付け可能なので簡単ですよ。照明の角度調整ができるものや全体を照らすタイプのものなど柔軟に対応できます。コンセントの長さの確認も必要ですので、もし後付けをお考えの方は検討しても良いでしょう。

スポットライト

スポットライトはその名の通り、特定の場所にピンポイントで光を当てることができます。

メリット

ピンポイントで照明を当てることが出来るため、絵画や植物などを照らし雰囲気をUPすることが出来ます。

デザイン性に優れているため、上方に照らし、メイン照明として採用する方もいます。

デメリット

ピンポイントで照明を当てることが出来るため、まぶしくなることがあります。照明の角度などを調整すると良いでしょう。

おしゃれな照明計画

オシャレに照明計画を行いたい方向けに間接照明の紹介をします。間接照明は直接照明で明かりを照らさず、壁に照明を当て照明とすることです。雰囲気が出て部屋のアクセントになることは間違いないでしょう。

間接照明

間接照明は直接照明で明かりを照らさず、壁に照明を当て柔らかな照明になるのが特徴です。この写真では、壁に照明を照らす工夫がされており柔らかな印象になっていることが分かります。

メリット

間接照明を使用すると目にも優しく柔らかな印象になるため、リラックス効果があります。雰囲気が出て垢抜けた印象であることは写真からもわかるでしょう。

高級感を演出でき、部屋の印象を与える重要な照明になることは間違いないですね。

デメリット

デメリットとして、折り上げ天井では埃が溜まりやすく、定期的に掃除をする必要があります。下方に照明を照らすタイプの間接照明にするとお手入れもしやすくなるでしょう。

値段も普通の照明計画より跳ね上がります。

施工する広さにもよりますが180㎝では約3万円

720㎝では約10万円程度となり施工する面積に比例し、値段が高いのが特徴です。

利便性ある照明計画

最後に便利な機能のある照明計画として人感センサー型のライトについて紹介をします。

わたしの家でも人感センサーライトは玄関やトイレ内、廊下、脱衣室に採用中です。

良く使用するけれど、長居はしない場所に採用すると良いでしょう。

人感センサー型ライト

人感センサー型ライトは人の動きを感知して、照明が付くタイプの照明です。良く使用するけれど、長居はしない場所に採用すると良いでしょう。消し忘れ予防になります。

よく採用される場所

よく人が通る場所や手が塞がっている場所に設置すると良いと言われています。

具体例を挙げると以下のような場所に設置すると良いでしょう。

  • 玄関外
  • 玄関ホール
  • トイレ
  • 廊下
玄関外

センサー式にしておくことで夜帰ってきた時に明かりを照らしてくれる効果と同時に防犯面でも役立ちます。

玄関

荷物をたくさん持っている玄関場所ではスイッチを付けたり消したりするのは大変です。センサー式の照明を採用することをお勧めします。

廊下やトイレ

夜間トイレに行く場面では廊下が暗いと不便です。スイッチに触らず照明が点灯するので夜でも安全に移動することができます。

使用上の注意点

照明のセンサー範囲が大きいとすぐ反応してしまい、使いたくない時に点灯してしまいます。照明範囲を狭めることも出来ますので、調整をして快適にセンサーライトを使用することが出来るでしょう。

照明の費用と相場を把握

一般的に30〜40坪の家では照明は30〜50万だと言われています。

それぞれの照明の大体の値段を記載しておきます。楽天市場で安い値段と高い値段で調べましたので、相場感を理解してもらうのに最適でしょう。

高級感のある照明ではそれ以上かかる可能性もあることをご了承いただければと思います。

  • シーリングライト:約1000〜50000円
  • ダウンライト:約1000〜30000円
  • ペンダントライト:約3000〜50000円
  • ブラケットライト:約3000〜30000円
  • スポットライト:約1500〜30000円

ちなみにわたしの注文住宅でかかった費用は13万でした。

具体的には

  • シーリングライト約5万円2つ
  • ペンダントライト約2万円3つ
  • ブラケットライト約1.5万円〜2万円3つ

を採用しました。

ハウスメーカー提携会社の割引で半額になったため13万程度になりました。しかし普通にかかれば30万近い金額になりますので、照明計画はよく資金面とも照らし合わせる必要があります。

わたしの購入した照明は楽天市場でも購入出来るものです。載せておきますので照明計画の時の参考にしてみてくださいね。

キッチンに採用 値段7000〜9000円
トイレで採用 値段6000〜9000円
リビング、ダイニングで採用 値段20000円
玄関洗面所で採用 値段10000円

階段に採用 値段4000〜5000円

メーカー表示価格より楽天市場の方が安いですので施主支給なども検討して安く照明を楽しみましょう。

費用を抑えるコツ

費用を抑えるコツとして、お客さんが出入りするであろうLDKやトイレはこだわり

寝室や子ども部屋などあまり他の人が入らない場所はこだわらないことです。

照明をシーリングライトなどのオーソドックスなものにしておくと後々照明をおしゃれなものに変えたい時に臨機応変に対応出来ます。

アパートなどで使用していた照明器具を使用するのも手です。

ハウスメーカーの提携会社の提携割引などがある場合はぜひ利用すると良いでしょう。その場合施主支給といって自分で照明を購入して取り付ける場合との比較をするのも大切です。

割引や元々の照明を使用する、必要の箇所だけど照明計画をするなど駆使して、照明費用を抑えましょう。

まとめ:注文住宅の照明計画で失敗しないために

照明計画で失敗をしないために、と言うことをテーマに照明の明るさの種類についてお話をしました。

種類には

  • 電球色:リラックスシーン(寝室やリビング)
  • 温白色:団らんのシーン(リビングやダイニングなど多彩に使用可能)
  • 昼白色:自然な光に近く、よく見たいシーンに(キッチンや洗面所の化粧の時に使用)
  • 昼光色:お仕事や勉強のシーンに(リビングや勉強場所、読書をする場所など)

の4つがあります。

この4つはシーンによって使い分けますが、温白色は電球色と昼白色の中間なので万能です。

迷った時は温白色を選ぶと良いでしょう。

しかし、リビングでシーンに合わせて照明の明るさを選びたい時には、調光機能の備わった照明をオススメします。好きなシーンに合わせて照明の色を変えたり、照明の明るさを変更できるため万能です。

照明の形の種類も紹介しました。

  • シーリングライト(全体を明るく照らす万能な照明)
  • ダウンライト(天井埋め込み型照明)
  • ペンダントライト(天井から吊り下げられたオシャレ照明)
  • ブラケットライト(壁に設置する照明)
  • スポットライト(ピンポイントで照射してくれる照明)

と多彩に照明の種類があります。

それぞれメリットとデメリットがあることもお話ししました。

おしゃれにするのであれば間接照明の設置も検討しましょう。ただ値段が高額なのを考慮して計画をしてみて下さいね。

人感センサー型の照明は人がよく通るところに設置しましょう。例えば玄関外、玄関ホール、廊下やトイレなどに設置すると便利です。

費用なども、照明の種類によって違います。友人などが来る玄関やリビングなどにオシャレな照明を、その他を一般的な照明を使用するなどメリハリを付けることで費用を抑えめにすることが出来ます。予算と照らし合わせて照明計画を楽しんでみましょう。

いかがだったでしょうか?

不明な点や分からないことなどがありましたらぜひお問い合わせフォームからお願いします。

少しでも家づくりの悩みが解決出来たら幸いです。

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うなぎ
新築注文住宅をお考えの方に家つくりで後悔しない家づくりをするためのノウハウを自身の経験をもとに発信していきます。そのほか2人の娘の母のため、妊娠出産、資産形成、節約などについても経験がありますので発信をしていきます。