注文住宅で家の間取りが出来てきた頃に外構の話も出てきます。車社会の現在では、カーポートを設置するか悩むところです。
打ち合わせ中の方でこんなことに悩んでいる方はいませんか?
- ・カーポートの種類が多すぎてわからない
- ・カーポートのメーカーの違いって何?
- ・カーポートが小さすぎて不便だったらどうしよう
- ・カーポートの大きさってどれが正解?
- ・カーポートの選ぶときに見落としてる点はないかな?
わたしもカーポートを選ぶときに、外構業者さんに質問されて
逆にわからないんだけど…と困ったことがありました。
カーポートとは雨除け、霜除けになり、車を汚れや鳥の糞などを守ってくれるものになります。カーポートを設置する上でのポイントとしては以下の9つのことに注目しましょう。
- ・車の台数を何台置くか
- ・支持タイプ
- ・強度の違い
- ・屋根素材の違い
- ・屋根の傾き
- ・高さはどれくらいか
- ・柱の素材
- ・床の素材
- ・オプションの種類
この記事では、カーポートのメリット・デメリットを説明したうえで、カーポートの設置するためのポイント9つを解説していきます。メーカーの違いなども紹介していきますので、実際にどれを選ぶか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
・カーポートの設置で後悔したくない
・カーポートのサイズ選びで不便な生活をしたくない
・カーポートを正しく選んで便利な生活をしたい
・メーカー比較をして自分に合ったカーポートを選びたい
値段も大きいのでカーポートを設置した後に、小さくて不便、こんなはずじゃなかったなんてことのないようにしていきたいですよね。正しく自分に合ったカーポートを選んで、住んだ後も愛車を守りつつ快適に過ごせるでしょう。
そもそもカーポートとは?

カーポートとは、屋根と柱を使用して車を保管する簡易的な車庫のことを示します。
よくビルドインガレージという言葉を耳にしますが、ガレージとは屋根と柱、そして壁があることを示します。
カーポートは壁がないのが特徴的で、雨除けや汚れ除けなどに役立つ車の家になります。
カーポートのメリット
カーポートのメリットとして以下の5つがあります。
- ・車の劣化を防ぐ
- ・雨や雪の日の乗り降りがしやすい
- ・車内温度の上昇を抑える
- ・雪や霜を防ぐ
- ・ガレージや車庫よりも値段を抑えられる
車の劣化を防ぐ

車が直射日光や雨、風、雪など自然の天候からくる外的要因から守ってくれます。直接自然の天候によるものを受けると、塗装が剥がれたり劣化が進んだりと車の状態を維持しにくいため、カーポートは車にとって良い存在です。
雨や雪の日の乗り降りがしやすい

雨の日や雪の日に屋根がついていると車の乗り降りの時に、雨などにさらされず濡れなくて済みます。買い物後に荷物を下ろす時や小さい子どもを下ろす時には時間がかかるため、雨に濡れにくいカーポートがあると嬉しいところです。
車内の温度の上昇を抑える

直射日光が当たらないため車内温度が上がりにくいのも特徴です。夏日には車内が50℃までに上昇することが多くありますが、カーポートで日光を遮ることで車内温度が下がったままキープが出来ます。車のクーラーはエンジンがかかってからすぐには効きにくいので、カーポートがあると車に乗った直後でも快適に過ごせますよ。
雪や霜を防ぐ

雪が降ったり霜が降りたりするのを防いでくれるのもメリットです。カーポートが無いと冬では雪や霜が直接フロントガラスにかかり凍ったり、積もったりして処理が面倒になります。忙しい朝などにすぐ車を使用したいときにはカーポートがあれば、天候に左右されないので楽ですよ。
ガレージや車庫よりも値段が安い

ガレージや車庫に比べると値段が抑えられるのもメリットの一つです。ガレージや車庫では壁があるのでその分値段が上がります。カーポートは壁がないので、比較しても値段が安いのが特徴ですよ。経済的なので採用する方も多いでしょう。
カーポートのデメリット
カーポートのメリットをお伝えしましたが、デメリットは以下の4つになります。
- ・日当たりが悪くなる可能性
- ・柱のせいで駐車や乗り降りがしにくい
- ・大雪や台風などで倒れる危険性
- ・外観が目立ち、家の存在を邪魔する可能性
一つずつ見ていきましょう。
日当たりが悪くなる可能性

カーポートの設置場所にもよりますが、日当たりが悪くなる可能性があります。屋根があるので、カーポートの設置場所によっては庭や家の窓の明かりが暗くなってしまうのがデメリットです。採用する際には日当たりなども考えて設計士や外構担当と設置場所を相談をすると、採用してからも日当たりで困ることはないでしょう。
柱のせいで駐車や乗り降りがしにくい

柱が車にぶつかりそうになったり、車の乗り降りがしにくくなったりと生活で不便になることもあります。柱のサイズをピッタリにしてしまうと車のドアを開けた時にぶつかりそうになるなどの危険性もあるので注意しましょう。
ワイドタイプのカーポートを選ぶと少し余裕が出るため、ぶつかる危険性が低くなり日々のストレスも軽減しますよ。
大雪や台風などで倒れる危険性

雪がたくさん積もったり、強風にあおられることでカーポートが倒れてしまう危険性があります。雪がたくさん降る地域や台風や海岸沿いなど風が多い地域にお住まいの方はカーポートを設置するときに注意が必要です。雪や風にも強いカーポートの用意もあるので、それを選べば安心できますね。
外観が目立ち、家の存在を邪魔する可能性

カーポートが大きくなることで、家より存在感があり家そのものの外観より目立ってしまうことがあります。外観とマッチするように位置を工夫したり、色合いを工夫したりするようにすると良いでしょう。
カーポートの設置のための選び方コツ9選
メリット・デメリットを知ったところで、カーポートを設置するための選び方のコツ9つについて説明をします。
- ・台数の違い
- ・支持タイプの違い
- ・強度の違い
- ・屋根素材の違い
- ・屋根の傾き
- ・高さの違い
- ・柱の素材
- ・床の素材
- ・オプションの種類
詳しく見ていきましょう。
カーポート選び方:台数の違い

まず自分の車を何台使用しているか、を確認しましょう。将来的に何台使用するかどうかも含めて検討をするとベストです。
台数によって、設置する場所を検討しなければなりませんし、土地によっても設置できる台数が限られますのでその点を最初の段階で検討をしておくと良いでしょう。
1台から駐車できるカーポートから4台まで駐車できるカーポートまであります。そして駐車のタイプとして、縦列タイプ、並列タイプとあるためどのタイプが自分の家には合っているのか、土地から考えてとのタイプが良いのかを検討する必要がありそうですね。
わたしは並列タイプがオススメです。毎回車の出し入れが大変なので、並べて駐車できる土地があるのであればそれを選ぶと良いでしょう。
幅などもどの程度が良いかを検討すると良いでしょう。ワイドタイプなどもあり、余裕を持って車の出し入れが可能ですよ。
奥行き×間口の表記で型が表記されていることが多いです。
わたしは54-50型のカーポートを選びました。これは5.4mの奥行きで5.0mの間口という意味です。自分の駐車するスペースと、ドアの開閉の快適さから検討すると自分に合ったカーポートのサイズを選択できますよ。
カーポート選び方:高さの違い

自分が使用している車の高さを考えて高さ選びをしましょう。高さには種類があります。
- ・標準柱(2.2m)
- ・ロング柱(2.5m、2.8mの2種類あり)
- ※高さはLIXILを参考にしています。メーカーでもそれぞれ違うため注意しましょう。
自分の車、もしくは将来乗る車がどのくらいのサイズなのかによって高さを検討しましょう。ワンボックスのファミリーカーだとロング柱が良いでしょう。軽自動車などの高さであれば、標準柱でも問題なさそうです。
ファミリーカーで注意したいのが、トランク部分を開けた時になります。トランク部分を開けた時に屋根にぶつからないか注意して、開口何センチかも確認して高さを決めると良いでしょう。
わたしもファミリーカーで標準柱を最初選択し契約しましたが、トランクの問題を考えておらず後からロング柱に変更し、追加料金がかかってしまいました。
高さについても最初から考えておけると車をぶつけずにヒヤヒヤすることはなくなります。最初の段階で高さも検討をしておけるとその値段から値引き交渉が出来るのでお得ですよ。
カーポート選び方:支持タイプの違い

支柱の支持タイプによっても4種類あります。
- ・片支持タイプ(M合掌・Y合掌タイプ)
- ・両支持タイプ
- ・後方支持タイプ
- ・つり下げタイプ
片支持タイプ
片支持タイプは左右どちらかに柱を設置したタイプになります。柱が片方しかないので、駐車時にぶつかりにくくなるのがメリットです。
メリットとして、一台タイプが多いため安いです。一方で強風などにあおられたときに揺れて安定しにくいことがデメリットになります。
一台駐車を予定している方や比較的強風地域などではない方などはこのタイプで良いでしょう。
片支持タイプでは1つのカーポートを組み合わせるM合掌とY合掌があります。複数台の車を設置することが可能です。
M合掌
M合掌では左右に片支持タイプを設置し、2台置けるようにしたタイプのものです。一台分を最初に設置したあと、数年後でも再度片支持タイプのカーポートを設置することが出来ます。
車の台数が変わった時に柔軟に対応できるのもメリットの一つです。デメリットとして、両側に設置するため、柱が邪魔になってしまうことです。連結しただけなので真ん中からも雨が滴ることがあります。
Y合掌
二つの片支持タイプのカーポートを支持の柱を真ん中にして、背中合わせに設置したものをY合掌と言います。
真ん中に柱が来るため、柱が邪魔になることは少なく駐車が便利です。その反面、落ち葉や雪などが真ん中に溜まりやすいのがデメリットになります。
両支持タイプ
メジャーなタイプが両支持タイプのカーポートになります。2~4台分のカーポートを駐車可能です。左右両方に柱があるため安定性があるのが特徴です。柱がしっかり設置できる幅があるかどうか土地なども含めて検討をする必要があります。
片支持タイプのカーポートに比べて、値段が少し高いのがデメリットです。
余裕を持って駐車できるようにワイドタイプなどの種類もあるため、ぶつかるのを心配をする場合はワイドタイプを選ぶと良いでしょう。
ちなみにわたしは両支持タイプを選択しました。理由は2台分を設置するためと、しっかりしたカーポートを使用したかったからです。
後方支持タイプ
後方支持タイプは後方に支持柱があることが特徴です。両側に柱がないため駐車時に余裕を持って駐車をすることが出来ます。後ろ側に柱があることでしっかりと固定をしなければならないため、費用が高いことがデメリットです。
つり下げタイプ
つり下げタイプでは片方の柱からつり下げるタイプで駐車時にゆとりをもって駐車することが可能です。
カーポート選び方:強度の違い

強風や雪などが多い地域ではカーポートが揺れる、積雪でカーポートが壊れてしまうなどが考えられます。そのため強度の強いカーポートを選ぶことがオススメです。お住まいの地域の基準風速V0の数値からどのタイプのカーポートを選べばよいかが分かるので安心ですよ。
その他、着脱式のサポートセットもあるので、強風があるときは柱を取り付けて備えることもできますよ。
基準風速V0
基準風速V0とは日本地域で風速がどれくらいかを数値で表したものになります。風の性状に応じて30~46m/sまでの範囲内において国土交通大臣が定める風速のことです。参考文献のリンクを貼っておきますので、ぜひご自身の地域がどの程度か確認をしてみることをオススメします。
参考文献:建築研究所
カーポート選び方:屋根素材の違い

カーポートの屋根の素材によって、耐久性や安い素材などで選択する幅が増えます。
素材の種類には以下の4種類あるので見ていきましょう。
- ・ポリカーボネート
- ・ガラス
- ・アルミ
- ・スチール
ポリカーボネート
非常に強い素材で、アクリル板や塩化ビニル素材に比べて、数倍の衝撃強度を持ちます。
紫外線や湿度にも強く、劣化しにくく長期間使用できます。火災時にも有毒なものは出ないので、安全ですよ。長期間の使用に優れています。比較的値段は高めです。
日の明るさを取りたいときはポリカーボネートを採用すると良いでしょう。
ガラス
ガラス素材の屋根材で強度に優れます。熱を吸収するのも特徴です。割れやすいので注意する必要があります。
アルミ
遮光性、遮熱性に優れる素材です。車内温度を下げるのに役立ちます。錆にも強いのが特徴で劣化がしにくいのが特徴になります。安いのも特徴です。
スチール
ガルバリウム鋼板など家の屋根材に用いられるものがあり、耐荷重性や耐熱性など非常に安心する素材です。しっかりした素材のため、強風地域や雪が降る地域での使用が多い傾向にあります。
風の多い地域や雪の降る地域ではスチールの屋根材をオススメします。
どの屋根材が使われているかな?程度で大丈夫ですので、安心材料に把握されると良いでしょう。
カーポート選び方:屋根の傾き

フラットタイプでの屋根では屋根の傾きには前下がりと後ろ下がりの2種類があります。
前下がり
前側に傾斜のある屋根で、前側に雨どいが来て、雨が落ちてくるのも特徴です。落ち葉や雪などが前側に落ちることが多いですが、前側なので掃除のしやすさなどがあります。
前側にカーポートが下がっていることから、視界が見えにくいことがデメリットです。
後ろ下がり
後ろに傾斜のある屋根で、後ろ側に雨どいが来て、雨も後ろ側に落ちていきます。落ち葉や雪なども後ろ側に落ちることが多く少し掃除がしにくいため、スペースがあるかどうかを確認する必要があります。
わたしは後ろ側が雨どいになってしまうと掃除が面倒であったことと、物置を将来的に設置を考えていたため、前下がりの設置をしました。前側に立水栓もあったので水場が集まって結果的に良かったです。
このように立水栓や物置の場所などを検討しつつ、前下がり、後ろ下がりを選ぶと良いでしょう。
カーポート選び方:柱の素材

柱の素材には以下の2種類あります。
- ・スチール
- ・アルミ
スチール
スチール製の素材が多く使用されています。強度が高く、強風や積雪に強い特徴があります。値段も比較的安めなので幅広いカーポートの商品で使われています。錆びやすいことがデメリットのため、長期間使用していくと劣化していく可能性があります。錆びないように日々のケアが必要になりそうです。
アルミ
アルミはスチールと同様に強度が高く耐久性に高い製品になります。軽くて扱いやすく錆びにくいので長期間使用できます。スチールよりも錆びにくい反面で値段が高いのが特徴です。
カーポート選び方:床の素材

カーポートの床の素材には以下のような素材を選ぶことが出来ます。
- ・土間コンクリート 刷毛引き仕上げ
- ・土間コンクリート 洗い出し仕上げ
- ・タイル張り
- ・石張り
- ・インターロッキング
- ・ドライテック
土間コンクリート 刷毛引き仕上げ
生コンクリートを流し込み、乾いてきたところに刷毛(ハケ)でほうきを掃いたような線を付けていくことを言います。
メリットとして滑り止めの効果があり、車が通るような場所では使用されることが多いです。傾斜がある家では刷毛引き仕上げにすると良いでしょう。安いのも特徴です。
車のタイヤ痕などの汚れが目立ちやすいのがデメリットになります。
土間コンクリート 洗い出し仕上げ
生コンクリートを流し込み、乾いてきたところに表面を水で洗い流します。埋まっている砂利を浮きだたせデザインを楽しむ仕上げ方法のことを言います。
刷毛引き仕上げよりは値段が高くなりますが、高級感が出て滑りにくいのでオススメですよ。砂利を敷き詰めるので、色を選べて外観の雰囲気にも合わせることが可能です。
タイル張り
テラコッタ調や木目調など、様々なタイルの種類を敷くことが出来ます。汚れにも強いので、住んだ後の掃除もスムーズです。玄関のタイルと合わせると統一感もでるので外観が一層オシャレになりますよ。
土間コンクリートと比較するとタイル張りは値段が高いので値段を抑えめにしたい方は注意しましょう。
石張り
石張りは石を敷き詰める構法です。石それぞれに質感も違うので高級感が味わえます。自分の家のテイストに合わせて和、洋、モダンなどを選択することが出来るのでオシャレになるもの特徴です。石なので、耐久性は高く劣化がしにくくなります。
デメリットとして、一つ一つ石を設置していかなければならないため手間がかかり値段が高くなります。雨や雪で滑りやすくなる可能性もあるので小さいお子さんがいる場合はよく考えて選択をした方がよさそうです。
石材も2~3㎝の薄さを敷き詰めていて車が乗ると割れてしまう可能性もあるので、石材によってはカーポートのところに使用できないもののあります。
インターロッキング
コンクリートブロックの一種です。カラーバリエーションもあるので、家の外観に合わせた雰囲気を味わえます。インターロッキングを組み合わせて使用するため、重さも分散し耐久性があるのも特徴です。水はけも良いのでカーポートにもオススメです。
施行に手間がかかるため、費用が高くなります。と言っても石材よりは費用は抑えめですよ。
ドライテック
粒のある素材が特徴的なのがドライテックです。水はけが良いため、アプローチに勾配を付けなくても良くなります。土間コンクリートと比較しても滑りにくいのも特徴です。コンクリートと同じくらいの耐久性を持っています。
土間コンクリートと比較すると値段が高めです。車が乗ると端の方が欠ける可能性もあります。
値段を抑えめにしたい方は土間コンクリート刷毛引き仕上げを選びましょう。オシャレにしたい方は洗い出し仕上げやタイル張り、インターロッキングなどを選択すると良いですね。
値段と自分のやりたい外観とで悩まれると良いでしょう。
カーポート選び方:オプションの種類

ダウンライト
カーポート周りは夜に暗くなることが多いです。そのためダウンライトをカーポートに備え付けることが出来ます。人感センサーが付いているオプションもあるため、使い勝手によって検討をしましょう。
目隠しパネル
カーポートは柱と屋根しかなく、視線をカットすることが難しいです。そこで目隠しパネルを付けることで視線をカットすることが出来ます。雨除けにも役立つのも嬉しい機能です。
壁が出来てしまうので、圧迫感がありドアの開閉などで気を遣うのがデメリットになります。
外構でフェンスを採用する方は必要ないです。フェンスを採用するか、目隠しパネルを採用するかどうかは検討してみてください。
着脱式サポート
風が強い日に補強をするのが着脱式のサポートになります。強風時にカーポートを支えるのに使用します。片支持タイプに主に用いられますので、チェックしてみてくださいね。
太陽光パネル
カーポートの上や裏側に太陽光パネルを搭載できるものもあります。電気代を削減したい方や停電対策に使用したい方などにもおすすめです。
太陽光を売電して収入を得ることも可能ですので、検討する方もいます。
カーポートを取り扱う主なメーカー4選
カーポートを取り扱う主なメーカーは以下の4つです。
4社ともにデザインや強度などにこだわって作っています。予算などもありますから、自分の予算に合い、土地柄や欲しい素材などを検討すると自分に合ったカーポートが見つかりますよ。
LIXIL
LIXILではお手頃価格のスタンダードタイプ、デザインタイプ、高強度タイプの3種類があります。
値段を抑えたい方はカーポート「ネスカ」かカーポート「フーゴ」です。フーゴの方が強度は高めで積雪地域や強風地域での対応が高くなります。

メーカー希望価格はこのような感じです。
わたしはLIXILのフーゴF(屋根がフラットなタイプ) 2台用 50-54型(奥行き×間口)を採用しています。ロング柱の2.2mの高さのものを採用しました。
奥行きや間口は自分の駐車するスペースや自分の持っている車、将来持つ車のサイズを参考にして考えると良いでしょう。
検索をする際には
○○(メーカー) ○○(種類) 〇台用 〇型 標準柱orロング柱
などと打ち込むと良いですよ。
デザイン性を考えたい方はカーポートSC、Gルーフカールーフタイプ、アーキフィールド、アーキフランの種類があります。ネスカやフーゴと比較すると値段は高くなります。

カーポートSC | Gルーフカールーフタイプ | アーキフィールド | アーキフラン | |
値段 | 52万~ | 97万~ | 116万~ | 56万~ |
高強度タイプは強風や積雪に対応するカーポートでカーポートSW、カーポートST、ソルティポートの3種類があります。

少しお値段が高くなりますが、地域柄強風や雪の地域では採用を検討した方がよさそうです。
値段、デザイン性、オプション、耐風、耐雪タイプなど様々に考えることがありますので、いろいろと検討してみると良いでしょう。
YKKAP
YKKAPのカーポートではプレーンルーフでオシャレに演出できるのが特徴です。

見た目もスタイリッシュで外観もすてきになります。カラーバリエーションが多いのが特徴です。
スチール折板屋根ふき材カーポートのジーポート Proはデザイン性や耐風、耐雪に強いカーポートです。

カラーバリエーションなども豊富なので自分の家に合ったものを選べます。
エフルージュはフラットでシンプルなデザインになっています。

ジーポートProの柱と梁を使用しているので、耐風・耐雪に対応可能です。屋根材を光を通すカーボネート板を採用しており、カーポートを設置していても明るくなる設計になっています。
ルシアスはモダン調になっており、外観と調和しやすいおしゃれなデザインです。

ラインライトが屋根のところについているため、間接照明で夜の家周りを照らしてくれます。
カインズ
カインズはお手頃な値段で13万前後から購入することが出来て、一番高くても37万とお手頃な値段です。
一番安いラインナップとしてはスタイリッシュポートFとVICポートαⅣです。
屋根材はポリカーボネート材を使用しており、直射日光から車を守ります。
初期費用を抑えめにしたい方はぜひカインズのカーポートを選択すると良いですよ。
三協アルミ
お手頃値段としてFⅡ-RS(片側支持タイプ)、G1-R、M.シェードⅡがあります。
FⅡ-RS(片側支持タイプ)はスタイリッシュなのが特徴です。

200ボルトのコンセントを付けることも可能で電気自動車などに使い勝手の良いものになります。アルミの屋根材なので、車内温を抑えることが可能です。
G1-Rでは、耐風・耐雪に対応しているシンプルなデザインで、スチール折版にしています。

直射日光を遮り、車内温の上昇を抑えます。
M.シェードⅡでは開放感のある後方支持での上吊りタイプとフレームに屋根を乗せた梁置きタイプがあります。

どちらもすっきりとした印象を与えるのがポイントです。
FⅡ-RS(片側支持タイプ) | G1-R | M.シェードⅡ | |
値段(1台用) | 48万~ | 50万~ | 71万~ |
まとめ:後悔しないカーポートの選び方のポイント
後悔しないためのカーポートを選ぶポイントを説明してきましたがいかがだったでしょうか?
カーポートのメリットは以下の5つです。
- ・車の劣化を防ぐ
- ・雨や雪の日の乗り降りがしやすい
- ・車内温度の上昇を抑える
- ・雪や霜を防ぐ
- ・ガレージや車庫よりも値段を抑えられる
一方でカーポートのデメリットは以下の4つです。
- ・日当たりが悪くなる可能性
- ・柱のせいで駐車や乗り降りがしにくい
- ・大雪や台風などで倒れる危険性
- ・外観が目立ち、家の存在を邪魔する可能性
カーポートの設置を考える上でのポイントを以下の9つに分けて説明をしました。
- ・台数の違い
- ・支持タイプの違い
- ・強度の違い
- ・屋根素材の違い
- ・屋根の傾き
- ・高さの違い
- ・柱の素材
- ・床の素材
- ・オプションの種類
まずは自分の使用するであろう車の台数を将来を見据えて考えることが大切です。
そのあとに支持タイプや自分の土地は強風や雪などの影響があるかどうかでカーポートの種類を決めましょう。
屋根材によって明るさや耐久性なども変わりますのでしっかり吟味しましょう。
幅や高さなども自分の土地や車の幅などを含めて検討をすると良いですね。
柱の素材や床の素材などは強度、そして外観なども含めて選ぶと良いので外構打ち合わせの時に一緒に検討をしましょう。
それを踏まえて主要のメーカーのカーポートの紹介をしました。
一番お手頃なのはカインズで、その次にLIXIL→YKKAP→三協アルミの順に値段が上がる印象です。予算とデザイン、素材、強度などをよく検討し、商品を選ぶと良いですよ。
参考になると嬉しいです。
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